中途発達障害はこうして生き残る

社会に出てから発達障害と発覚したことを中途発達障害と題し、中途発達障害者である私の生き残りかたをメインに記すものである

第一話 いったいどこから書き始めたらよいのだろうか

起点はどこかという話になるとこれが困ったことになってしまうのであった。
発達障害の兆候について書くとなると幼少の砌から書かなきゃいけないし(いずれは書きたいと思う)前職辞めたところからにするのか、前職入ったところからにするのか、そういう細かいところを決めてないのに始めてしまうから始末が悪い。

やはり前職の情報はあるていど必要かもしれないので前職に入ったところから始めることにした。必要であれば随時時空を超えて情報を提示していきたいと思うところである。
本当は綺麗に時系列にまとめたいけどそれは全部書き出した後にでもやればいいでしょうよ。

ということで入社しましたあの会社、2か月の研修を経て配属された先で待ち受けていたものは厳しい社会でございました。感情のコントロールのできない人がいたのです。私は生まれて初めてこのような人間に出会いました。しかもビジネスの場で。こんなにも感情をコントロールできない人間が何年も務めている現場です。私のような善良な人間がやっていけないわけがない。初めはそんな風に考えていたかもしれません。しかし、その考えは数年かけて砕け散っていくのでした。そうです、その人間がリーダーに就任してしまったのです。

そこからが本当の地獄だったといっても過言ではありません。感情の爆発が起きないことだけを祈りながら仕事をこなしていく日々、そんなことに気を遣っていれば仕事に支障がでるのは当然の結果ですよね。そうしたらどうなるか勘のいい子はわかってきたかと思いますが、感情爆発ドッカン地獄の始まりですね。これが負のスパイラルです。
決め台詞は「お前ごときが俺に気安く話しかけんな!」ですかね。

ここで注釈をいれておきますが、この被害にあっているのは私だけではありません。
同じ会社の同僚達はもちろんのことながら、お客さんまでもがその被害にあっています。一体どうなってんのよって感じですがなんか知らないけど上役はその人間を放置しているどころか買っていましたね。

そんな負のスパイラルを目の当たりにしてしまった新人くん達は次々と辞めていってしまうのでした。実際、私の下は全員辞めるか異動しました。

しかし、ここで転機が訪れます!もちろん悪い方向にね!
私がなぜかサブリーダーになってしまいました。
今までは自分の仕事をやっていればなんとかなってきたのですが
これからはそうはいきません。人のことも見なくてはならないのです。
しかも相手は知らないオジサン2人と新人くんの3人です。
新人くんはとてもいい子で将来楽しみな雰囲気をひしひしと感じていました。

人を見ていれば自分の時間は減ります。すると自作業がおろそかになり、仕事のパフォーマンスが落ちて例の人物の感情が爆発するわけですね。そんなことを繰り返しているうちに仕事に行くのが嫌になって行くのを辞めました。心療内科に行ったらうつ状態ですということになって休職期間に突入していったのでございます。