中途発達障害はこうして生き残る

社会に出てから発達障害と発覚したことを中途発達障害と題し、中途発達障害者である私の生き残りかたをメインに記すものである

第四話 障害者手帳取得までの道のり

さて、無事に職を失った筆者が事務手続きのために最後の本社訪問した時にどうしてこうなった的なことを人事にきかれたので「あの人がいるからです」ってはっきりと言えたことだけは覚えているし、今までやめたいろいろな人全員あの人のせいですとも言えた。
少しだけ新人くんのことは気になりながらも颯爽と去る私に上司からのひとこと「うちには中途採用制度もあるからお前が戻りたかったらいつでも戻ってこい」には
「だれがいくかボケ!二度とごめんじゃ!はよ潰れろ糞会社が!(はい)」と元気に返事をしてさよならしました。

半年が経ったんだなぁなどと感慨深い雰囲気を出しながらアプリプリプリの日々を過ごしていた筆者ですが突然思い立ったように(嘘、あまり覚えてないだけ)障害者手帳がほしいと駄々をこね始めます。しかもその理由が障害者割引制度を利用したいがためという不純な動機であったので、当然妻は怒ります。「障害者をなめんな」ごもっともな意見ですがこのときの筆者は障害者手帳を手に入れることしか考えていないため聞く耳持たずです。主治医に即相談し、役所行ったり、診断書書いてもらったりして申請するところまでなんとかこぎつけました。(全部一人でやったみたいに読めるかもしれませんが、もちろん妻主導です)申請が通らなかったらそれはそれでいいと思っていた筆者、人の苦労を一体何だと思っているのでしょうか?
障害者手帳精神疾患の初診日から半年経過で申請できます)
(申請方法は最寄りの役所か検索して調べてください)

しばらくして(2か月か3か月くらいだったと思う)、障害者手帳を入手した筆者は小躍りして、美術館や動物園巡りを楽しむのですがそれはまた別のお話。

職を失って直ちにやらなきゃいけないことは失業保険の手続きですが、まだ傷病手当が欲しかった筆者は失業保険の受給時期をずらしてもらうことにしました。傷病手当がもらえる間は延長したほうがいいですよ。何事も焦りは禁物です。かくいう私もこの制度と上記障害者手帳の取得を行ったおかげで後々まで気を楽にして過ごすことができました。

第三話 お知らせは突然に

休職してから5か月目に差し掛かろうとしていたある日、会社から連絡が入る。


休職期間は半年という規定なので来月までにめどが立たない場合は自動的に退職扱いになると。

 

ふむ、そういえばそんなことが規定に書いてあったようななかったようなという感じで妻に報告するやいなや!どっかーんである。詳細は割愛するがなんで先に言わんのか、あー先に調べておけばよかった等とおっしゃっていたと思います。

しかたないので旧親(絶縁して筆者の血縁は根絶したので便宜上この表記とさせていただきます)に相談にいやいやながらいったものの
「あら、辞めるの?あっそ」みたいな感じで特に何もなく、何もなく、何もなく、人としてどうかしてるが、もうあきらめの境地である私はいつも通りのことだと思ったのですが妻はそうは問屋が卸さないのであって、その後もいろいろと大変な感じでこんなのと接することは百害あって一利なしという結論がでましたのでさようならということになりました。
(本当に何もないならいいんですけど、何もないどころかウンコを投げつけてくるそんな感じですので、はい。詳しいことは割愛しますが本当にpgrです)

こうしてなんの進展もないまま職を失った筆者ですがこの時もまだ、傷病手当あと一年あるもーんなどと呑気にアプリプリプリやっているのです。

いったいこいつは何なんだということで妻は疑惑の目を向けてくるのです!(この疑惑の目が後ほど発達障害につながるのでまさに先見の明である)そんなこともつゆ知らず、筆者はまだまだアプリプリプリどっぷりはまっているのでした。しかも悪いことになぜか携帯電話をスマホにかえてしまっています。スマホIpad二刀流でアプリプリプリの度合いはますます加速していく一方なのでありました。
このころ、うつ状態に目を向けつつも他の可能性を示唆し始める妻、失感情症(シゾイド)なるものを発見して、すごーいこれじゃん!などとはしゃいだりしたが当時の主治医に否定されたりしてなんだかなぁとかなっていたような気がします。

第二話 休職期間の過ごし方

さて休職期間が始まったのはいいのですが何をして過ごしていいやらわからないんですよね。医者からは休めといわれ、妻からも特になにもしなくていいといわれ、一日ぼーっとしているわけもなく、「何もしない」ということが「できない」ことが今になってよくわかりました。

一体全体何をしていたかというと、通称スマホゲームと呼ばれるアプリゲーム三昧の日々を過ごしていました。一つ始めてはスタミナの待ち時間を埋めるために別のを始め、そのスタミナ回復時間を埋めるためにまた別のを始めと、増えていく一方のスマホゲーム、となると最後はどうなるのかというと一日中スマホゲームのことだけを考えている状態になり、

(冗談じゃなしに、本気でスマホゲームのために生きていたんだよ。寝る時間や食事の時間などの生活時間をスマホゲームありきで考えてしまうそんな状態のことだよ)

スマホゲームのスタミナやイベント時間中心に生活するようになります。これを依存状態といい、非常に馬鹿げているが危険な状態であったのです。当然、妻のことや家のことなどまったく頭から抜け落ちてしまいます。するとどうなるか読者諸君のお察しの通りに家庭崩壊です。喧嘩の絶えない日々、酒やドラッグならぬスマホゲームへの依存ばかり強まる私、そんな環境が身体や精神によいはずもなく、私の心身は改善の兆しを見せることはありませんでした。当たり前だ!

しかしながらそんな大変な状況下において私は一体何を考えていたのかというと、傷病手当が1年半支給されるしそんなに焦らんでもええがな等とお気楽な考えでアプリばかりをプリプリやっていたのでした。復職するかしないかとか特に考えていない様子で!

Oh It's so Silly!

第一話 いったいどこから書き始めたらよいのだろうか

起点はどこかという話になるとこれが困ったことになってしまうのであった。
発達障害の兆候について書くとなると幼少の砌から書かなきゃいけないし(いずれは書きたいと思う)前職辞めたところからにするのか、前職入ったところからにするのか、そういう細かいところを決めてないのに始めてしまうから始末が悪い。

やはり前職の情報はあるていど必要かもしれないので前職に入ったところから始めることにした。必要であれば随時時空を超えて情報を提示していきたいと思うところである。
本当は綺麗に時系列にまとめたいけどそれは全部書き出した後にでもやればいいでしょうよ。

ということで入社しましたあの会社、2か月の研修を経て配属された先で待ち受けていたものは厳しい社会でございました。感情のコントロールのできない人がいたのです。私は生まれて初めてこのような人間に出会いました。しかもビジネスの場で。こんなにも感情をコントロールできない人間が何年も務めている現場です。私のような善良な人間がやっていけないわけがない。初めはそんな風に考えていたかもしれません。しかし、その考えは数年かけて砕け散っていくのでした。そうです、その人間がリーダーに就任してしまったのです。

そこからが本当の地獄だったといっても過言ではありません。感情の爆発が起きないことだけを祈りながら仕事をこなしていく日々、そんなことに気を遣っていれば仕事に支障がでるのは当然の結果ですよね。そうしたらどうなるか勘のいい子はわかってきたかと思いますが、感情爆発ドッカン地獄の始まりですね。これが負のスパイラルです。
決め台詞は「お前ごときが俺に気安く話しかけんな!」ですかね。

ここで注釈をいれておきますが、この被害にあっているのは私だけではありません。
同じ会社の同僚達はもちろんのことながら、お客さんまでもがその被害にあっています。一体どうなってんのよって感じですがなんか知らないけど上役はその人間を放置しているどころか買っていましたね。

そんな負のスパイラルを目の当たりにしてしまった新人くん達は次々と辞めていってしまうのでした。実際、私の下は全員辞めるか異動しました。

しかし、ここで転機が訪れます!もちろん悪い方向にね!
私がなぜかサブリーダーになってしまいました。
今までは自分の仕事をやっていればなんとかなってきたのですが
これからはそうはいきません。人のことも見なくてはならないのです。
しかも相手は知らないオジサン2人と新人くんの3人です。
新人くんはとてもいい子で将来楽しみな雰囲気をひしひしと感じていました。

人を見ていれば自分の時間は減ります。すると自作業がおろそかになり、仕事のパフォーマンスが落ちて例の人物の感情が爆発するわけですね。そんなことを繰り返しているうちに仕事に行くのが嫌になって行くのを辞めました。心療内科に行ったらうつ状態ですということになって休職期間に突入していったのでございます。